【Sakeから観光立国】内外ひっぱりだこ「ミス日本酒」 観光誘致も (1/2ページ)

2016.4.15 05:00

ミス日本酒2016の田中沙百合さん(左から2人目)、同USAのジェシカ・ジョリーさん(同3人目)ら

ミス日本酒2016の田中沙百合さん(左から2人目)、同USAのジェシカ・ジョリーさん(同3人目)ら【拡大】

 □平出淑恵(酒サムライコーディネーター)

 「ミス日本酒(Miss SAKE)」は日本の伝統ある食文化の魅力を国内外に発信するアンバサダー事業で、外務省、農林水産省、国税庁、観光庁、日本酒造組合中央会などの後援のもと、2013年9月にスタートした。

 3回目となる今回、応募者850人の中からグランプリに選ばれた長崎代表、田中沙百合さんは「世界に日本酒の魅力と、剣道で培った日本の心を伝えていきたい」と抱負を語った。3代目のミス日本酒に就任後、国内外のイベントにひっぱりだこの毎日を送っている。

 「一般社団法人ミス日本酒」には、ミスユニバースの大会運営にも関わったミスビジネスのプロが参加し、全く日本酒に縁のない市場にも「ミス日本酒」を切り口に、日本酒全体のプロモーションにつなげている。

 特に今年は、ミス日本酒USAもニューヨークで誕生した。今後、世界各国にミス日本酒大会開催のパートナー企業が広がることで、海外の日本酒市場拡大に心強い他業種のサポーターが次々と誕生することになる。例えば、東京の地方大会のスポンサー企業は、体重計などの大手メーカー「タニタ」だ。

 こうした企業が参加するのは日本酒が嗜好(しこう)品の域を越え、歴史、文化、地域性なども備えた懐の広さゆえだろう。

 日本酒産業は、代々家業を受け継いできた蔵元たちが守ってきたものだが、「酒屋万流」と言われるように、企業規模や事業スタイルが大きく異なることから、業界全体のマーケティングはでき難い。

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