平成27年版情報通信白書によるとネットショッピング利用率は20代から60代までの全年代で6割を超えているが、60代の40.0%が「決済手段のセキュリティーに不安があるから」、36.2%が「事業者の信頼性が低いから」利用しないと回答しており、いずれも他の年代より高い数値を示した。通信大手のドコモが仲介をし、取引の安全性と安心感を高めることで幅広い年齢層が利用しやすくなるようだ。
一方で携帯電話の契約者情報と照らし合わせて使いすぎを抑える仕組みもある。毎月の限度額は5万円だが未成年の契約者は1万円に設定されており「(未成年は)お小遣いの範囲で収まっている」(大浦氏)という。
安心・安全と並ぶもうひとつの特徴が共通ポイントのdポイントだ。ケータイ払いに対応するサイトの買い物では購入金額に応じて1%のポイントが貯まる。さらにDHCオンラインショップやソニーストアなどの「dケータイ払いプラス」加盟店ではキャンペーンでポイントが貯まりやすくなっている上にポイントで支払いもできる。
毎月の携帯電話料金の支払いでポイントが付与されるのも特徴で「dカードGOLD」利用者なら最大10%と付与率が高い。大浦氏は「意識せずとも貯まっていくのがdポイント。誰もがケータイ払いで便利にものを買えるようにしていきたい」と意気込みを語った。