鴻海、買収調印期限設定せず シャープと詰めの交渉

2016.2.29 05:54

 台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業は28日、経営再建中のシャープを買収する交渉をめぐり、契約調印の期限は「設定していない」とする声明を発表した。3月7日の契約を目指しているとする一部報道を否定した。

 鴻海は、なるべく早く満足がいく買収協定で一致できるよう「双方が努力している」とも強調した。両社で大詰めの交渉を続けているもようだ。

 28日付の台湾紙、聯合報は、鴻海が27日にシャープの財務状況を分析するチームを日本に派遣したと報道。3月上旬の調印を目指しているとしている。

 両社は交渉期限をいったんは29日に設定し、シャープは25日に鴻海の傘下に入ることを発表した。ただ鴻海は、シャープから将来発生する可能性がある「偶発債務」のリストとみられる文書を24日に受け取ったことを受け、シャープの財務を精査するために契約を保留した。両社の首脳は26日、交渉期限の延長で合意した。(台北 共同)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。