シャープは19日、パソコンなどに使う液晶パネルの価格カルテルを結んだとして2010年に米イリノイ州に起こされていた訴訟で、1200万ドル(約13億5000万円)を支払うことで和解したと発表した。シャープによると、液晶パネルの価格がつり上げられたことでイリノイ州や州民が損害を被ったとして訴訟を起こされていた。和解金は引き当て済みで、16年3月期連結決算への影響はないという。価格カルテルをめぐっては、シャープは08年度に米司法省に1億2000万ドルの罰金を支払った。その後も納入先などから訴訟を起こされていた。