あえて新しいハードウェアに挑戦するのは“スマホの次”を見据えているからだ。高橋氏はこれまでファミコンやiPhoneなどの「キラーハードウェア」がプラットフォーム(基盤)となり様々なソフトやサービスが生まれてきたが、スマホの先進性やアプリビジネスに陰りが見えはじめ、ウエアラブル端末も期待されていたほどのインパクトを残せていないと指摘。高橋氏はロボットを“スマホの次”のプラットフォームに位置づけ、通信と融合したロボホンに「(次世代の)クリエーターが才能を注げる先になってもらいたい」考えだという。
そのため開発手法も真逆になっていく。これまでのようにニーズを発見して開発、販売をするのではなく「『不必要なもの』を普及」させ、ユーザーや開発者の声を受け、後から用途が生まれるスタイルを目指す。