吉田氏はPlayStation VRやFacebook傘下Oculus VRの「Rift」のような高性能機と、Googleの紙製ヘッドセット「カードボード」やSamsung・Oculus共同開発の「Gear VR」のようにスマートフォンと組み合わせる簡易HMDが並行して普及するのではないかと予測し、写真や映像を手軽に3Dで観賞できる簡易HMDからVR人口が増えていってほしいと語った。
またOculusは両方の市場を狙うが「端末のOSの深いところまで手を入れないと(VRは)難しい」ためXperiaスマホや携帯ゲーム機PlayStation VITAを本格的ゲームのための簡易HMDに転用することには消極的な考えを示した。
VRが抱える「酔い」問題
盛り上がるVRゲーム開発だが、これまでにはなかった課題も抱えている。重視されているのが体験者に乗り物酔いに似た症状「VR酔い」が出ないようにする対策だ。