■ヒートマップで表示、行楽地などチェック
ヤフーは、「Yahoo!地図」の無料iOS/アンドロイドアプリをアップデートし、新機能「混雑レーダー」を追加した。
ヤフーが125×125メートルメッシュで算出した国内エリアの混雑状況を、青~ピンクの11段階のグラデーションのヒートマップとして地図上に表示する。データは、6時から25時まで20分間隔で更新。画面上のスライダーを動かすことで過去3時間分を参照できるほか、3時間前から現在までを連続再生して混雑エリアの動きを把握することも可能だ。
駅、大型ショッピングセンター、サービスエリア・パーキングエリア、遊園地、テーマパーク、動物園・植物園、水族館、野球場など全国約3万の施設については、5段階の「混雑指数」も表示する。Yahoo!地図アプリの検索結果一覧において、その施設の混雑指数が人型アイコンで表示される。
混雑レーダーは、ヤフーが提供している「Yahoo!防災速報」アプリをインストールしている端末からの位置情報を基に、各エリアに実際にいる人の数を推定したものだ。Yahoo!防災速報のユーザーは約400万人おり、個人を特定できないかたちで、その位置情報を混雑レーダーに活用しているという。そのため、実際の混雑状況とは異なる場合があるとし、あくまでも目安として利用するよう注意を促している。また、具体的な人口密度の目安も提示していないほか、基になるYahoo!防災速報の位置情報データがないエリアもあり、そのエリアは白っぽく表示される。