アニメ版「モンスト」でストーリー・プロジェクト構成を手がけるイシイジロウ氏は、同じくゲーム発のアニメで、子供たちに圧倒的な人気を誇る「妖怪ウォッチ」のような展開を狙っても、勝つのは難しいと判断。スマホで「モンスト」を主に遊んでいるのが中学生男子だという判断から、「どういうアニメを作れば良いのかを考え、そこに出てきたのがユーチューブだった」と振り返った。
キッズ向けのアニメは従来、平日の夕方や休日の午前中などに放送されることが多いが、そうした時間帯に家にいて、テレビを見る子供が減り、放送枠も減ってきている。
「ユーチューブなら、いつでもどこでも24時間接触できる」と、ゲストとして登壇したグーグル執行役員YouTubeパートナーシップ日本代表の水野有平氏も、ネット配信の利点を訴えた。
プラットフォームをネットに移したからといって、30分枠で放送されるテレビアニメと同じことを行っても意味が無い。アニメ版「モンスト」は、1話分の長さを7分に抑えた。