総務省は31日、平成26年度に発生した通信サービスの障害のうち、利用者3万人以上に2時間以上の影響を及ぼした重大障害は4社の6件と、9社で14件起きた昨年より減少したと発表した。スマートフォンの普及に対応したネットワーク整備の進捗により、携帯電話サービスでの重大事故が減少した。
軽微な障害は119件増の4万7444件と、ほぼ横ばいだった。
重大障害のうち携帯電話では、昨年10月にNTTドコモでLTE(高速通信規格)の音声・データ通信サービスが3時間20分にわたって利用できなくなり、最大約21万人に影響した。
インターネットサービスでは電子メールの障害がヤフーで3件、ソネットで1件発生したほか、スカパーJSATで衛星ネット接続の障害が1件起きた。