朝型勤務、経済団体は手探り状態 準備が間に合わず

2015.7.2 06:25

 霞が関での朝型勤務に合わせ、経済団体も1日、同様の取り組みを開始した。経済同友会では「職員の6割程度が出勤時間を早めている」(人事担当)という。ただ、準備が間に合わず、当面は手探りが続く。

 政府は4月、経団連、経済同友会、日本商工会議所に朝方勤務への参加を要請していた。経団連は、7、8月の2カ月は職員が通常の勤務時間(午前9時半~午後5時)か1時間早い朝型(午前8時半~午後4時)かを自由に選択できる制度とした。同友会、日商も同様に1時間早い勤務時間を選択できるようにした。

 ただ、窓口相談やセミナーの受け付け業務などへの対応で朝方勤務が難しい職員も多く、経団連や日商では、実際に早朝勤務をしているのは少数という。

 これに対し同友会では多くの職員が参加している。通常、原則「午後10時以降」としている残業禁止時刻を、「午後7時半以降」に早めたことが、高い参加率につながったとみている。

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