普段、平均相場より高額な商品を高級品と言ってしまうが、同時に高級なイメージを与えるブランド力も重要なのだろう。住宅メーカー各社が投入した高額商品で富裕層の住宅需要をどこまで取り込めるのか。いろいろな意味で興味深いところである。
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【プロフィル】千葉利宏
ちば・としひろ ジャーナリスト 東京理科大学建築学科卒。日本工業新聞(現フジサンケイビジネスアイ)で半導体・IT、金融、自動車、建設・住宅・不動産を担当し、2001年からフリー。日本不動産ジャーナリスト会議幹事。著書は「家を動かせ!」「中古住宅を宝の山に変える」(共著:日経BP社)、「実家のたたみ方」(翔泳社)ほか。56歳。北海道出身。