2015.1.19 13:18
KDDIは19日、春モデルとして新発売するスマートフォン7機種と従来型携帯電話2機種を発表した。スマホのうち5機種は、音質が優れた高速通信規格利用の新しい通話サービス「VoLTE(ボルテ)」に対応。また、シニア向けと子供向けのスマホも初めてラインアップした。来月から順次発売する。
ボルテ対応のスマホは、通話をしながら相手のスマホに同じ地図アプリの画面を表示して待ち合わせに利用したり、旅行先で撮影している動画を相手のスマホに生中継するといった新しい使い方が可能。
昨年発売の端末と合わせこれで計7機種となり、「自慢できる他社との差別化ポイント」(田中孝司社長)としてアピールしていく考えだ。
シニア向け端末は京セラ製の「BASIO(ベイシオ)」で、2月上旬発売。画面が振動する「スマートソニックレシーバー」を搭載しており、画面のどこに耳を当てても聞こえる点などが売りだ。データ通信量を0・7ギガバイトに抑え、月額利用料を税抜4280円にした55歳以上の特別プランを設定した。
従来型携帯のうちシャープ製の「AQUOS(アクオス)K」はテンキーで操作する端末だが、米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載。高速通信規格「LTE」に対応し、テザリングもできる。人気の対話アプリ「LINE」なども使える新感覚の“ガラホ”として売り込む。