三菱電機は10日開いた経営戦略説明会で、工場設備や車載機器などで構成する産業メカトロニクス事業の2020年度の売上高を、会社全体の目標である5兆円の30%に設定したことを明らかにした。製品競争力の強化や新興国市場の拡大で、13年度の1兆987億円から、約37%伸ばす。同事業の営業利益率目標も、13年度より4.1ポイント高い13%以上とした。
同社は、創立100周年に当たる20年度に売上高で5兆円(13年度は4兆543億円)以上、営業利益率8%(同5.8%)以上という長期目標を掲げている。この日の説明会では初めて、売上高の事業別想定構成比を公表した。
産業メカトロニクスが30%と“稼ぎ頭”で、重電システム(29%)、家電(23%)、情報通信システム(11%)、電子デバイス(5%)と続く。