--日本企業が東南アジアに進出する場合に台湾企業と組むメリットは
「東南アジアの経済は華僑が握っている。台湾人は言葉が通じるし、コネクションも充実している。こうした仲介を増やせば、スター銀の業績もアップする」
--邦銀のさらなる買収は
「当分はスター銀との協業を優先させるが、チャンスがあれば、他の地銀買収を考えるかもしれない」
--消費税の再増税に対する考えは
「4月に消費税の税率が引き上げられたことで日本国内の消費が落ち込んだので、来年10月に8%から10%へ再増税するかどうかは慎重に判断してほしい」
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【プロフィル】こう・へいこん
東大大学院博士課程修了。台湾経済部部長(経済相)、立法院副院長(国会副議長)などを歴任し、2014年6月から現職。中国信託商業銀行の持ち株会社、中国信託金融ホールディング最高顧問を兼務。台湾南投県出身。