関電、中間黒字26億円を確保 通期は「原発ゼロなら赤字転落」と八木社長

2014.10.29 15:25

会見する関西電力の八木誠社長=29日午後、大阪市北区の関西電力本店(榎本雅弘撮影)

会見する関西電力の八木誠社長=29日午後、大阪市北区の関西電力本店(榎本雅弘撮影)【拡大】

 関西電力が29日発表した今年度の9月中間連結決算は、最終利益が前年同期比82.4%減の26億円となったものの、2年連続で中間黒字を確保した。円安の進行が一服していることで、燃料調達費の高騰がひと息つき、赤字決算はまぬがれた。

 ただ通期予想(2015年3月期)については、この日の会見で八木誠社長が「原発が再稼働しない場合は大変厳しい状況で、赤字にならざるを得ない」と述べた。正式な予想額は引き続き未定としているが、売上高については前期比3.7%増の3兆4500億円という予想を初めて示した。

 中間決算の売上高は4.1%増の1兆6776億円だった。営業利益は92.1%減の42億円と前年同期から大きく減少した。

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