来日したインドネシアの中堅生命保険会社であるセクイスライフのタタン・ウィジャジャ最高経営責任者(CEO)は17日までにフジサンケイビジネスアイのインタビューに応じ、出資を受ける日本生命保険との人材交流を来年始める方針であることを明らかにした。同CEOは、商品開発、販売、資産運用など保険の実務ノウハウの供与を受け「(売上高に当たる)収入保険料を年率18~20%のペースで成長させていきたい」と述べた。
日生がセクイスの株式の20%を取得する手続きが17日に完了した。タタンCEOは「今回の出資を単なる投資とは考えておらず、将来的な協業を見据えている」と述べた。
両社はまず、人材交流を進め、相互に経験や知識を共有し合い、成長著しいインドネシアの生保市場を取り込む。日生にセクイスの従業員を受け入れてもらい1カ月間の研修を受けたり、インドネシアに実務支援の人材を派遣してもらったりすることを検討している。