06年に株式を非公開化して、長期的な視点で経営を立て直すことを決意。運営する中華レストラン「バーミヤン」、和食レストラン「夢庵」などの不採算店舗を閉鎖し、既存店を成長させる方向にシフトした。11年には、米投資会社ベインキャピタルの傘下に入った。現在、グループ全体で国内に約3000店、海外で約40店(9月末現在)を展開する。
今回、上場で得た約50億円の調達資金は、店舗改装に加え、新規出店にも振り向ける。これまでのメニュー改定などの店舗改革や人事改革で体質改善が図れたと判断しており、今後は「手薄な都市部を中心に3年で210店舗を新規出店する」(谷社長)。