アマゾンの配達物、9割入ります…日本郵便と共同で広口郵便箱の普及促進

2014.10.1 19:09

受け口を広くした新開発の郵便箱(集合住宅用)。アマゾンが出荷するメール便の9割が入る(山沢義徳撮影)

受け口を広くした新開発の郵便箱(集合住宅用)。アマゾンが出荷するメール便の9割が入る(山沢義徳撮影)【拡大】

  • 新開発した受け口の広い郵便箱を紹介する(右から)高橋亨・日本郵便社長、笹川順平・ナスタ社長、ジャスパー・チャン・アマゾンジャパン社長=1日、東京都千代田区(山沢義徳撮影)

 日本郵便とインターネット通販大手アマゾンジャパンは1日、受け口が広く、大型のメール便でも受け取りやすい郵便箱の普及促進に共同で取り組むと発表した。受取人不在時の再配達を減らし、物流効率を高める狙い。ポイント還元などの形で設置費を支援する。

 建築金物メーカーのナスタとアマゾンが共同開発した集合住宅用の「D-ALL(ディオール)」は受け口の幅34センチ、高さ3.6センチと、一般的な郵便箱よりそれぞれ1センチ広げており、アマゾンが出荷する品の約9割が入る大きさ。構造の工夫で全体の幅や高さは変えておらず、既存の郵便箱と交換しやすくなっている。戸建て用も同日発売した。

 普及に向け、アマゾンは設置した会員に3900円分のポイントを還元。日本郵便も来年度、同サイズの郵便箱を採用する集合住宅の設置者に1戸当たり500円の補助を行う。

 日本郵便の高橋亨社長は「当面は20万戸への普及を目指し、長期的な視点で再配達コストの削減に取り組みたい」と会見で話した。

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