いすゞ自動車は26日、米ゼネラル・モーターズ(GM)とピックアップトラックの次世代モデルを共同開発することで正式合意したと発表した。いすゞが世界100カ国に輸出している1トン積みのピックアップトラック「D-MAX(ディーマックス)」の後継車。米国とカナダを除く世界の主要市場で発売する。
平成25年1月に覚書を結び協議を進めていた。ピックアップトラックはタイや中東などで需要が伸びており、両社は現行モデルを含む過去2世代のディーマックスを共同開発している。
開発はいすゞ主体で行う。部品の共同購買でコスト低減を図るほか、いすゞがトラック開発で培った耐久性や、GMが乗用車用に搭載した安全技術などが採用される見通しだ。
両社はGMが経営難に陥った18年に資本提携を解消したが、開発・生産の協力関係は続いている。