ファミリーマートとネット専業銀行のジャパンネット銀行(東京都新宿区)は3日、資本・業務提携することで合意したと発表した。具体的な提携の内容はまだ決まっていないが、ファミマがジャパンネット銀に出資する方向。
まずジャパンネット銀の提供する「Visaデビット付キャッシュカード」とファミマのTポイントカードとの一体型カードを発行するなどして、利用者の利便性向上を進める。会員向けのポイント活用事業などで協業を図る。その後、ネット決済などでも提携の可能性を検討する。
ジャパンネット銀行には三井住友銀行とヤフー株式会社がともに40%超を出資し、横並びの筆頭株主となっている。今回のファミマとの提携に基づき、今後、同行は「ネットとリアルチャネルの融合を図り、営業基盤を一段と拡大する」としている。
両社では今回の提携を受けて、3日から今月いっぱいの間、ジャパンネット銀行のVisaデビット付キャッシュカード所有者がファミマ店舗を利用すれば、Tポイントをプレゼントするキャンペーンを行う。