シャープが12日発表した2014年3月期連結決算は、最終損益が115億円と3年ぶりに黒字転換した。前々期(13年3月期)は5453億円の最終赤字だったが、1年で5568億円も改善した。太陽電池が好調で、液晶テレビなど不振だった商品も回復して収支が改善した。
売上高は前期比18.1%増の2兆9271億円と大きく伸びた。前々期は0.9%増とほぼ横ばいだった。回復基調に乗せた液晶テレビが1-3月は消費税増税前の駆け込み需要もあって、国内販売は大きく改善した。白物家電も引き続き好調だった。
一方、電子部品は液晶パネルが大手顧客の開拓などで持ち直したうえ、太陽電池の売上げが約7割伸長するなど全体的に成長した。
これにより、営業損益は、前々期の1462億円の赤字から2547億円改善し、1085億円の黒字に転換した。
ここに人員削減など人件費や生産拠点の見直しなど、過去2年間かけて行った大規模なリストラの効果も出て、最終損益が大きく改善した。
今期(15年3月期)予想は営業利益で1000億円、最終利益で300億円とした。先の中期経営計画での目標より100億円引き下げた。