カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は16日、健康食品のネット通販を始めた。新設したグループ会社「Tヘルスケア」(東京都渋谷区、大塚健史社長)のサイトで、利用者の健康状態を診断するサービスを提供。体質に合わせてビタミンやミネラルなどを補う17種類のサプリメント商品を提案、販売する。1セット30日分の価格は1種類につき2500~4800円で、5年後に利用者50万人、売上高50億円をめざす。
健康診断サービスとサプリのシリーズ名称は「Pitali(ピタリ)」。サプリは1日分ずつ個包装して届けることで、酸化による品質劣化を防ぐ。
健康食品・サプリメントの市場規模は約7000億円に上るが、「選び方が分からない」との声も多い。そのため、ネットを通じた手軽な診断サービスと、利用者に合わせたサプリ提案で差別化を図る。大塚社長は「特に働き盛りの30~40歳代に売り込むほか、企業向けやギフト用などの潜在需要も掘り起こしたい」と会見で述べた。