ベネッセコーポレーションは4日、通信講座「進研ゼミ」で、専用タブレット端末を活用した教育サービスを4月から本格的に始めると発表した。小学生から中学、高校生までを対象としており、約80万人の利用を見込んでいる。
これまでの紙媒体を中心としたサービスから、ネットを活用することで双方向性を高める。講座継続や受講科目数などの条件はあるが、タブレットは、希望する受講者に無償で提供する。
すでに昨年4月から中学1年生を対象としたタブレット活用カリキュラムを試験的に先行導入。これによって中1講座では6割がタブレット活用になっている。添削よりも大幅に早い対応や多い回数でのやりとりが可能になったことどで、学習意欲も向上しているという。
このため今年4月からは中学生と高校1年生の講座については、タブレット活用を前提としたものに切り替えていく。小学生については従来の紙ベースのカリキュラムと、タブレット活用式の両方を用意して選択できるようにする。