NTT東日本は29日、光サービス「フレッツ光」に通信帯域の優先的利用や24時間保守・工事などの柔軟なサービスを付加した法人向けサービスを3月24日に東京地域で提供すると発表した。契約数の鈍化が続く個人市場に対して、今後の需要増が見込まれる法人市場で契約増を狙う。
法人向けサービス「フレッツ光ネクスト プライオ」は、毎秒最大1ギガ(10億)ビットの高速通信速度に加え、回線が混み合っている場合でも10メガビットまたは1メガビットの帯域を優先的に利用できる「帯域優先機能」を専用線サービスより廉価に実現。24時間365日の保守や企業の営業時間の都合に合わせて夜間・深夜・早朝の開通工事も受け付ける。
帯域優先が10メガビットの「プライオ10」は月額4万1100円、1メガビットの「同1」は同2万円。工事費2万4000円と契約料800円(ともに税別)。
また、企業内ネットワーク用の「フレッツ・VPNプライオ」は、プライオの基本機能に加え、NTT東西地域会社が提供する広域専用線サービスと接続すれば低コストで全国ネットワークを構築できる。
プライオシリーズの販売目標は、1年で1000契約、5年で1万契約。