外食産業約210社が加盟する日本フードサービス協会は27日、昨年1年間の全店売上高が前年比0.7%増と2年連続プラスだったと発表した。客数は0.1%減と横ばいだったが、景気回復ムードで客単価が5年ぶりに0.8%伸びて全体を押し上げた。
業態別では、ファミリーレストランが客数1.6%増、売上高3.3%増と店舗数の伸びを上回る好調ぶり。一方ファストフードは客数0.6%減、売上高0.5%減とコンビニエンスストアなどに押され苦戦、居酒屋も同4.2%減、4.9%減と振るわなかった。消費税率引き上げ後は外食への出費減が予想され、大手は持ち帰りや宅配の強化といった対策も急ぐ。