マックのカサノバ新社長、売上げ回復を昔の米国風メニューに託す (2/2ページ)

2013.12.25 18:58

日本マクドナルドが来年1月売り出す期間限定バーガーを紹介するサラ・カサノバ社長(中央)=25日、東京都新宿区

日本マクドナルドが来年1月売り出す期間限定バーガーを紹介するサラ・カサノバ社長(中央)=25日、東京都新宿区【拡大】

  • 「アメリカンヴィンテージキャンペーン」第1弾として日本マクドナルドが1月7日発売する「ダイナーダブルビーフ」(手前)と「ダイナーハニーマスタード」(奥右)、「クラシックフライチーズ」(奥左)=25日、東京都新宿区(山沢義徳撮影)

 コンビニエンスストア各社が注力する「中食」や入れたてコーヒーなどに押され、マックは客足減に歯止めがかからない。11月の既存店売上高は前年同月比10.4%減と、5カ月連続のマイナス。持ち株会社の日本マクドナルドホールディングスは今月19日、13年12月期連結業績予想について今年2度目の下方修正を発表した。

 苦境の打開を期待され、前社長の原田泳幸会長から4カ月前にバトンを渡されたカサノバ社長は、人気商品の「チキンフィレオ」を女性好みの調理法に刷新。今回のキャンペーンでも女性客の回復を狙い、牛肉に加え鶏肉のバーガーを用意した。

 来年は、欧米で人気を集める健康志向のサンド「マックラップ」の発売や、朝食メニューの充実も計画。「海外の成功事例を取り入れることで、展開を加速させる」(中山拓美メニューマネジメント部上席部長)。

 原料費高騰や消費税率引き上げといった外食産業への逆風も吹きすさぶ中、コンビニなどから客の胃袋を奪い返せるかどうかが注目される。

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