日本マクドナルドのサラ・カサノバ社長兼最高経営責任者(CEO)は15日、8月の社長就任後初めて、フジサンケイビジネスアイのインタビューに応じ、低迷が続く業績へのてこ入れ策として、ファミリー層に向けた販売戦略を強化する方針を明らかにした。
カサノバ社長は、日本の外食市場について、「(コンビニの)中食が人気が出るなど、食事のスタイルが変わって競争が厳しくなった」と分析。打開策として「マクドナルドの強みを生かせる」ファミリー層への訴求強化に白羽の矢を立てた。
商品展開では、子供向けメニューのハッピーセットで、新たなキャラクター商品を採用するほか、6月現在で55カ所あるデリバリーサービスのテスト拠点を130カ所に拡大する。ファミリー層の取り込みが、将来的な需要開拓にもつながるとにらんでいる。