ラオックスは28日に東京・銀座にオープンする大型免税専門店を27日、報道陣に公開した。銀座地区の免税専門店は同社が初めて。
銀座店では訪日外国人客に人気の商品をそろえるとともに、従業員の7割以上を外国人にして15カ国の言語に対応するなどサービスを強化、初年度は30億円の売り上げを目指す。
店舗は商業ビルの1~3階で売り場面積は880平方メートル。同社は2009年から免税事業を強化しており、既存店での訪日客への販売状況を参考に、家電では洗濯機や冷蔵庫は置かず、炊飯器、デジタルカメラ、美容機器などに特化。高級時計や化粧品のほか、南部鉄器などの民芸品や土産物もそろえた。
羅怡文社長は「日本一の商業地・銀座で免税ビジネスのモデルを作る」と話し、2、3年で銀座での売り上げを倍増させ、他地域への出店も検討する方針を示した。