開発の背景について、サントリー食品事業本部ブランド戦略部の井上真利子さんは、次のように説明する。
「飲料の形態は、瓶から缶、ペットボトルへと変化してきました。ペットボトルになったとき、長時間持ち歩けるようになりましたが、冷たいドリンクは温かくなってしまい、温かい物は冷えてしまうという点がありました。やがて保温・保冷のできるマイボトルを持ち歩き、お茶やコーヒーを楽しめるようになってきました。一方、温度や濃さにこだわり、お茶やコーヒー以外のものも飲みたいという消費者の声も聞かれるようになったのです」
密閉ポーション入り濃縮飲料でいれたての香り サントリーとサーモスがコラボ
この流れを受け、サントリーは2010年から開発プロジェクトを組んで、容器をサーモスに依頼。3年かけてdropを完成させた。