資生堂、通期最終益予想を下方修正　増収も在庫調整負担で

　資生堂が３１日発表した９月中間決算の最終利益は、前年同期比７．１％増の５３億円と、予想を下回る業績となった。また２０１４年３月期の通期最終利益も従来予想より５０億円少ない１５０億円へと下方修正した。

　通期売上高は従来予想より１３０億円多い７４００億円へと上方修正したが、同期の海外売上高が、国内売上高を初めて上回りそうだとみている。通期は販売が好転すると予想しているが、売れ行きが悪かった商品の回収など在庫調整を進めており、損失計上により最終利益は下方修正となる。