ソニーは携帯音楽プレーヤー「ウォークマン」など各製品のハイレゾ対応を進め、2013年度下期に、オーディオ製品全体の売上高に対する構成比を20%まで高める計画。また、ヤマハも12月上旬にハイレゾ音源への対応力を強化した振動板を搭載したスピーカー(同21万円)を投入する。
JVCケンウッドによると、オーディオ機器のうち、ヘッドホンの市場規模は12年度の出荷金額が前年度比9%増と、出荷台数(同3%増)を上回るペースで伸長。宮本氏は「いい音への欲求が増えてきている」と分析し、ハイレゾ機器の需要の高まりに期待感を示した。
一方、ハイレゾの音楽コンテンツ配信も多様化してきた。
ビクターエンタテインメントが昨年9月からハイレゾ配信を始めたのに続き、「ウォークマン」の公式音楽配信サービスでも今月17日、ハイレゾ音源の販売を始める予定だ。