ミシガン大学は、米の消費者マインドを探る代表指標としてメディアなども必ず取り上げる「ミシガン大学消費者態度指数」を調査・発表することで有名です。
この調査は、そんな権威あるミシガン大学が、ユーザーの幸福感や生活の満足感にFBがどのような影響を与えているかについてまとめた初の研究結果とあって、欧米で大きな話題を集めました。
研究チームは、スマートフォン(高機能携帯電話)を所有し、スマホから自分のFBのアカウントをチェックしている若者82人(平均年齢20歳)の協力を得て、2週間にわたり、彼らに毎日、朝10時から深夜0時までに「いまどんな気持ちですか?」「いま、どのくらい寂しいと感じていますか?」といった計5つの質問をテキストメッセージで不定時に送信し、幸福感がどんなものかを調べました。
その結果、FBを使っている理由として、ほとんどのユーザーが「友人と連絡を取り合うため」と答え、23%は「見知らぬ人々と出会うため」と説明。ユーザーの75%は、楽しく前向きな出来事やニュースを投稿したりシェアし合ったりしていたが、一方で36%が否定的な投稿やニュースをシェアしていたと答えました。
さらに、多くの人が「FBを利用した後、気持ちが落ち込んだ」と答え、FBの利用頻度が増えるほど、生活における満足感が下がっていたという意外な事実が判明したのです。