電気通信事業者協会が6日発表した携帯電話の8月の契約数は前月比6.2%増の1億3444万6100件だった。新規契約数から解約数を引いた純増数は、ソフトバンクモバイルが25万300件で20カ月連続首位。2位のKDDIは20万9200件で、NTTドコモは4万3000件にとどまった。
ソフトバンク、KDDIとも米アップルのスマートフォン(高機能携帯電話)「アイフォーン5」の販売が引き続き好調だった。
ドコモは夏商戦で2機種に絞って販売報奨金を充てて安く販売する「ツートップ」戦略が奏功して7月の純増数は17万2500件と好調だったが、早くも息切れした格好だ。
番号持ち運び制度(MNP)の転入出数は、KDDIが8万7700件の転入超過で23カ月連続の首位。2位のソフトバンクは5万6800件の転入超過だった。一方、ドコモは14万5000件の転出超過で、7月より3万件以上悪化。独り負け状態が続いている。ドコモの転出超過は2009年2月から55カ月連続。