日本マクドナルドホールディングスの原田泳幸会長兼社長の会見での一問一答は次の通り。
--退任の理由は
「日本のマーケットはダウントレンドで、競合はもっと厳しくなる。(経営トップが)女性で外国人というのはまれなケースだが、直近の売り上げを回復するためにも一刻も早くベストの人材を投入しようと考えた。退任ではなくマネジメントの強化と理解してほしい。後継者をつくることが大事な責務だ」
--カサノバ氏を選んだのは
「私はいろいろな改革をしてきたが、店舗でのオペレーション経験がない。一方、新社長は現場のオペレーション能力を持っている。デリバリー(配達)やマックカフェなど海外で先に行っている事業もあり、グローバルな経験を生かしてもらう」
--新社長との役割分担は
「互いに違った経験を持っており、サポートし合うが、日々の事業会社の指揮は新社長がとる。ホールディングスの会長兼社長として、私が新社長の成功を支える責任は当然ある」