軽自動車は、普通車と比べて税金の負担が軽く、維持費も安い。8月に入りレギュラーガソリンの全国平均小売価格が1リットル当たり160円を突破し、燃費の良い軽自動車に追い風となりそうだ。
さらに消費税率引き上げで想定される駆け込み需要が加われば、販売台数の上積みも期待できる。
軽自動車の販売台数は、18年の約202万3千台をピークに減少傾向で、東日本大震災の発生した23年は約152万1千台まで落ち込んだ。その後、ホンダがNシリーズで軽自動車に注力したことなどで市場規模が拡大しており、今後は販売トップのダイハツ、2位のスズキを含めたシェア争いが激しくなりそうだ。