ドコモやKDDI、ソフトバンクの携帯大手3社は、利用者に携帯電話を安心・安全に使用してもらうための活動を行っている。ドコモでは全国の小、中、高校生や保護者などを対象に、学校に講師を派遣してマナーやトラブルへの対処方法などを啓発する出張型の「ケータイ安全教室」を実施。メールやネットの危険性とともに、「歩きスマホ」の注意喚起を促している。「ケータイ安全教室」で講師を務めるドコモ・サービスの佐藤由紀子さんは「歩きスマホは自分がけがをするだけでなく、人にけがをさせてしまう場合もある。人に迷惑をかけないように正しい使い方を身につけてほしい」と話す。
ドコモの社会環境推進部担当課長、鈴木洋さんは「従来型の携帯電話は通話とメールぐらいだったが、スマホはアプリやゲーム、動画の再生など画面にくぎ付けになる機会が多くなった」と指摘。「積極的に注意喚起し、トラブルを未然に防ぐ努力をすることが通信キャリアとしての使命だ」と語っている。