【ネットろんだん】暑すぎる高校野球 球児たちの「物語」に冷静な視線 (2/4ページ)

2013.7.21 14:31

 封印されてきた本音

 熱中症の危険がつきまとうのは野球だけではない。日本体育協会の指針では気温35度以上の場合に運動の原則中止を呼びかけており、「もう夏のスポーツをやめよう」(ツイッター)という割り切った意見も。それでも批判は野球に集中しがちだ。

 スポーツジャーナリストの玉木正之さん(61)は本紙の取材に、「人気の裏返しでもあるのだろうが、長年マスコミが封印してきた高校野球への本音が、ネットでは言えるからだろう」と指摘する。

 「プロは髪形自由でいいのに高校球児は丸刈りじゃないと駄目な風潮はなぜなのか」「一塁へのヘッドスライディングは危険で無意味」(匿名掲示板など)

 実際に、こうした高校野球特有の“文化”への批判は、以前からネットで繰り返されている。

 今春の選抜高校野球大会でも、準優勝した済美高校(愛媛)のエースが5試合で772球も投げたことをめぐり、球数制限導入などの改革論が沸騰。米大リーグ・レンジャーズのダルビッシュ有投手は4月2日、自身のツイッターで球数制限や球場変更などを提案したが、「ただ壁は歴史」と改革の難しさを漏らした。

「結局は朝日新聞や、NHKがつくり上げたもの」

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