加えて、1回60分の授業を20分ごとに区切ることで飽きさせず、分からないところは繰り返し見て、復習もできる。テキストもPDFファイルで無料提供され、必要なだけ自宅でプリントすればよい仕組みだ。
講師陣は多彩で、大手予備校で受験生の支持を集めた人気講師などが占めており、質の維持を図る。
英語の授業で人気の肘井学先生は「高い授業料を払えない受験生の役に立てる、という理念に賛同」し、有名予備校から転じた。
リクルートが2011年に実施した調査では、65%の学生が家庭の経済事情を理由に塾・予備校に通っていないことが分かった。リクルートが格安でサービスを提供するのは、この教育格差の解消が第一義にある。
同社は「今秋をめどに、オプションで志望大学別の授業も追加する計画」(松尾慎治編集長)で安価な授業ラインアップがさらに増えそうだ。
他社も差別化により囲い込みを図る。