携帯電話大手3社が7日発表した5月の契約件数は、新規契約から解約を引いた純増数でNTTドコモが9万1800件と前月実績の1300件から大幅に伸びた。スマートフォン(高機能携帯電話)の夏モデルの販売好調が押し上げ要因。トップはソフトバンクモバイルの29万8000件で、17カ月連続の首位。
ドコモは夏モデルで一押しとするソニー製の「エクスぺリアA」と韓国サムスン電子製の「ギャラクシーS4」の2機種を特別価格で販売する「ツートップ戦略」が奏功した。
2機種の販売開始から1週間の売れ行きは、同社がこれまで販売したスマホの中で最も売れているという。
ソフトバンクモバイルは米アップルのスマホ「iPhone」の販売が貢献した。また、基地局の増設などで足もとの通信接続率がライバルを上回っている点をテレビCMなどで大々的にアピールした戦略も顧客獲得につながったもようだ。