流通や外食で、健康に配慮したメニューや商品の開発が加速してきた。ファミリーレストランのロイヤルホストが27日、カロリーや塩分を抑えた新メニューを発表したほか、ローソンも同日、独自商品を先行販売する実験店舗を報道陣に公開した。健康志向の高いシニア需要などを取り込むことで、新たな購買層の開拓を目指す。
「今後は健康的なレストランのイメージを拡大していく」。ロイヤルホストの矢崎精二社長は声に力を込めた。28日から全国232店で展開する新メニュー「サンシャインパートナー」は、従来の健康メニューよりもカロリーを100~150キロカロリー抑えたのが特徴。
3種のマメとシリアルで作ったパティを挟んだ「シリアルビーンズバーガー」(924円、623キロカロリー)や、十八穀米に野菜を添えた「十八穀米のキーマカレー」(1029円、552キロカロリー)などの13品目は、いずれも「肉を少なめ、野菜は多め」にこだわった。