崩れた“アップル神話” 米国市場にとっては明るいニュース? (1/5ページ)

2013.5.6 17:00

 財務見直しで株主還元

 4月30日、ウォール街が驚いた。米IT大手のアップルが、事業会社としては史上最大規模、170億ドル(約1兆6500億円)の社債発行に踏み切ったのだ。

 アップルが保有する現金など手元流動性は約391億ドル。これはライバルである米PC大手ヒューレット・パッカードをポンと買収できるほどの水準である。ただでさえ現金が豊富にあるのに、なぜ無借金経営の看板を下ろす必要があるのだろうか?

 答えは株主を意識した財務政策の大転換だ。アップルが4月23日に発表した1~3月期決算は、ほぼ10年ぶりの減益。昨年9月に最高値705ドルをつけた株価は4月に385ドルまで低下する場面があり、この半年間、アップル株はウォール街で最も人気のない銘柄の一つだった。

株主の怒りを鎮めようと…

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