日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が1日発表した4月の国内新車販売台数は前年同月比1.5%増の36万5165台となり、8カ月ぶりに前年実績を上回った。
内訳は、軽自動車が0.9%増の15万2000台と3カ月ぶりに前年実績を上回り、4月としての過去最高を記録した。登録車(バス、トラック含む)も2.0%増の21万3165台。登録車、軽自動車とも、エコカー補助金の効果があった前年実績を上回るなど、新年度は幸先の良い滑り出しとなった。
登録車では、トヨタ自動車(ダイハツ、日野自動車、レクサス除く)が5.6%増の10万8333台、日産自動車も12.9%増の2万9813台と伸びた。軽自動車では、スズキが2.9%増の4万7528台、ホンダが21.6%増の3万327台と増加。全軽自協は「この水準が2~3カ月続けば、本格的な景気回復といえるのではないか」と分析している。