タブレット端末「iPad(アイパッド)」も他社の低価格・小型モデルの競争に巻き込まれ、アップルも小型版を昨年投入した。
経営陣への市場の信頼も微妙に揺らぐ。カリスマとして君臨した創業者ジョブズ氏と違い、クックCEOはボトムアップと株主重視の姿勢を強めたが、ただでさえ組織が巨大化する中で経営のスピード感が失われた。
米誌フォーブスは「早く画期的な製品を発表しない限り株価は一層下がり、クック氏の立場も危なくなるだろう」と警告する。
アップルはテレビや腕時計型電子機器などの新分野の製品も開発中とされ、クックCEOも「驚くような新製品の開発を進めている」と期待をあおったが、詳細は明かさなかった。