大京はこのシステムで、経産省の「再生可能エネルギー熱事業者支援対策事業」の補助事業対象者に指定された。再生可能エネルギーの熱利用導入事業者を支援するもので、補助対象経費のうち、補助率3分の1を限度に補助金が受けられる。
さらに、東京都が都内で新築集合住宅などに太陽熱利用システムを設置する事業者に対して補助を行う「東京都集合住宅等太陽熱導入促進事業」に補助金交付を申請中。承認されると、国などからの給付金を控除した上で補助対象経費の2分の1を限度に補助金が受けられるようになる。
大京ではパッシブデザインを採用した新築マンションを横浜市でも展開。今後は第一種低層住居専用地域などの住宅街で、太陽光利用個別システムを使ったマンションを積極展開していく方針。「エコロジー志向の先進設備や仕様を数々と採用し、環境にも住む人にも優しい居住性・機能性に優れた住まいを提供したい」(同社)という。(藤沢志穂子)