ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は21日、据え置き型の家庭用ゲーム機の新製品「プレイステーション(PS)4」を発表した。2006年発売の「PS3」の後継機で、7年ぶりの刷新。携帯型ゲーム機「PS Vita(ヴィータ)」やスマートフォン(高機能携帯電話)との連携性を高め、インターネット経由で他のユーザーと交流できる機能を強化した。価格は未定。年末商戦に投入し、中核分野のゲーム事業での巻き返しを目指す。
PS4は高い情報処理能力を誇り、画像も高精細化した。コントローラーには指で操作できるタッチパネルや交流機能専用ボタンを搭載。他のユーザーが遊んだゲームの展開を見たり、感想を共有できる。12年夏に買収した米ゲーム会社、ガイカイの技術を生かし、ネット上でソフトウエアなどを共有するクラウド技術もゲームに活用する。