ノートパソコンを凌駕
米調査会社ガートナーによると、2014年の世界のタブレット端末の出荷台数は2億6千万台に達し、2億2千万台のノートパソコンを初めて追い抜く見通しだ。別の米調査会社NPDディスプレイサーチの調べでは、今年にもノートパソコンを逆転すると予想している。
国内でも、米アップルのiPad(アイパッド)の昨年12月の販売台数が、前年同月比で約2・8倍になる右肩上がりの成長が続く。アマゾンやグーグルの製品も急速にシェアを伸ばしているとみられる。
タブレット端末の普及は流通のあり方を一変させる可能性も秘めている。
流通各社は、消費者が、洋服のサイズや家電の性能などを店舗で確かめ、タブレット端末からアマゾンなどのネット通販で安く購入する「ショールーミング」の動きが拡大するのを懸念している。