化粧品各社が、目の下のふくらみを強調する「涙袋メーク」用の新商品を相次いで発売している。
「目が潤んでみえる」(化粧品メーカー)と、手持ちのアイシャドーなどで下まぶたに陰影をつける女性が増えているためという。国内の化粧品市場が伸び悩む中、各社はペンタイプなど簡単に涙袋メークができるメーキャップアイテムをこぞって開発し、需要の取り込みに躍起になっている。
ポーラ・オルビスグループの「pdc」は昨年秋、ペンタイプの「ピメル涙袋用美容液アイカラー」(1260円)を発売したところ、昨年9月から12月の出荷金額が目標の約4倍に達した。細かいパールが入った薄いピンク色で、ペン先を目の下に寝かせてぬると約5ミリ幅のラインがひける。涙袋に艶を与え、ふくらみをより大きく見せるという。「絶妙な太さと色味が好評」(同社)だ。