調査会社のICT総研(東京都千代田区)はこのほど、携帯電話大手3社のスマートフォン(高機能携帯電話)を対象に次世代高速通信「LTE」の速度実測調査の結果を公表した。
全国200地点で計測した結果、携帯電話にデータを受信する「下り」、送信する「上り」とも平均速度はソフトバンクモバイルが首位となり、以下KDDI(au)、NTTドコモの順だった。受信できる地点数もソフトバンクが最も多く、“独り勝ち”状態となった。
調査は10月22日から31日まで実施。札幌市から福岡市まで、無作為抽出した商業施設や住宅地、官公庁、学校、駅など200地点で、下り・上り双方の通信テストを3回ずつ行い、平均速度を算出した。
計測には、一定時間内にサーバーとやりとりしたデータ容量から速度を割り出すアプリケーション(応用ソフト)「RBB TODAY SPEED TEST」を活用。携帯端末はソフトバンク、auが米アップルの「iPhone(アイフォーン)5」、ドコモは韓国サムスン電子の「GALAXY(ギャラクシー)SIII」を使用した。