白い壁に囲まれた店内には、ところどころ観葉植物が飾られ、棚や平台に整然と雑貨類が並ぶ。その商品も、わざと使い込んだような風合いのスツールに、チョコレート型のブラシやクッキー型のミラーなどスイーツをデザインした小物、ウェッジソールのサンダルなど、100均のイメージからはほど遠いようなものがずらり。キッチン小物や衣料品なども含め、常時1000~1500アイテムを店に並べる。
同店の広報担当者は「これまでの100均は、コンビニエンスストアに行くように、近くの店に必要なものを買いに行くところだった。私たちは、店を選んで遠くても買いに行きたいと思ってもらえる店作りをしたい」と話す。ターゲットは、20代後半から30代の既婚者だという。
北欧発か、なにわ発か。自分の用途や好みで“100均”を選ぶ時代がきているようだ。