ツルハ、静岡の杏林堂を買収 ドラッグストア業界首位に
ドラッグストア大手のツルハホールディングス(HD)は7日、静岡県地盤で同業の杏林堂グループ・ホールディングス(浜松市)を29日付で買収すると発表した。株式の51%を取得し、連結子会社化する。買収額は231億円。両社の年間売上高合計は6665億円で、単純計算では最大手のウエルシアホールディングスを抜いて業界首位の規模に拡大する。
杏林堂は浜松市を中心に静岡県で計77店舗のドラッグストアや調剤薬局を展開。ツルハHDは東日本を中心に約1750店舗を運営しているが、静岡県には店舗がない。両社は共同仕入れやプライベートブランド商品の共同開発などでも連携する。
「杏林堂」の店舗名は残す方針という。
東京都内で記者会見したツルハHDの堀川政司社長は店舗網の拡充へ意欲を示し、「33の都道府県に店舗が持てることになり、さらなる成長につながる」と語った。
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